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40歳からのブログ SWの日常

40歳から始めたソーシャルワーカー備忘録。旅行記・福祉制度・いわゆる雑記。現在、SFC修行中

私がソーシャルワーカーになるまでの道のり(制度的なもの)

今回は、マイルでも、日記でもSFC修行についてでも、なんでもありません。ひとり親家庭の母親(もしかしたら父親)向きのお話です。

 

どうしてキャリアチェンジの際、介護職を選んだのか

アラフォー世代に突入する際に(今のままで65歳になったときお金を稼げるのだろうか)と思った。当時、某会社のITIS部というところで働いていた私はふとそんなことを考えていた。給与はいいが、残業は当たり前だし、毎日終電近くの帰宅だし。

そして、ひとり親家庭の世帯主となった。まだ子供は2歳。仕事は続けていた。しかし、私のようなマルチタスクって食べ物ですか?という人間には育児と仕事の両立はだいぶ困難で一旦仕事を辞めることにした。そしてそろそろ貯蓄も減ってくることだし、就職はいかがしようと悩み始めた。再度、同職で復帰するにも2年も経てば、IT業界では使い物にならないことは働いていた自分がよくわかっている。それでもと言って這い上がっていくほどやる気はない。今もそうだが、「お金は最小限。それでよい。」という考えが根本にある。自分の気に入ったことにはお金を使うが、それ以外はなんでもいいのだ。どうしてそんな考えになったのかは後日改めて・・・。

60歳の女性で、仕事をバリバリしている人はほんの一握りのように感じた。たまにみかけるのは清掃員。実際に母が知人の経営する会社で清掃員のバイトをしている。
しかし私にそれができるのか?

 

「否」

 

まず、正社員でも契約社員でもなく、バイトで時給制。子供が学校を卒業するまでは「定期的収入を得たい」という点では選択肢から外れる。

他にどんな仕事が考えられるのだろうか。特段、これできる!と胸を張って言えるものは何もない。
そんな思いで周囲を見回していて、ふと目に留まった人たちがいる。

ヘルパーの仕事をしている方々だ。60歳くらいでも高齢者の車いすを押したりして散歩をしている。今後、超高齢化社会になるといわれているから多分、仕事に困ることはなさそうだ。そんな思いで、その資格や資格をとるための費用などなどを調べることにした。

 

専門学校に通うための就学資金援助について

介護福祉士等修学資金貸付制度

調べていくと、学費を国が出してくれるという「介護福祉士等修学資金貸付制度という制度を発見する。この制度は、当時は東京都が行っていた。入学時20万円、月々5万円、卒業時20万、合計160万円を支援してくれるというものだった。もちろん、貸付なので、返済義務がある。ただし、卒業後東京都の介護施設などで5年働くと返済免除になる。ちゃんと5年働く決意があれば、貸付金はまるっと返済しなくていいのだ。利子だってない。

学費はこれでなんとかなる。

しかし、今度は、生活費の捻出という問題がでてくる。どうしたものか。

母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業

ひとり親支援の制度を調べることにした。すると、今度は

母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業」(今もあります)という制度が見つかった。

看護師や介護福祉士などの専門学校に通う、ひとり親家庭の父・母に対して月々、給付金を支給するという制度だった。
現在は、非課税世帯10万円、課税世帯7万円を月々支給。さらに高等職業訓練修了支援給付金というものが附属されていて、卒業すると非課税世帯5万円、課税世帯2.5万円が支給されるという制度だ。

私がこの制度を利用したときは月々14万円の給付金が支給されていた。高等職業訓練修了支援給付金については失念。看護師、介護福祉士と記載と記載したが、当時の制度では、美容師や理学療法士なども含まれていた。同じ士業でも弁護士などは当てはまらない。卒業後、その仕事に就けそうなものに限られていた。私は、市区町村の制度を利用していた。

 

利用制度の結果のまとめ

こうして調べていくうちに

  • 学費は全額免除
  • 毎月働かなくても、14万円(現在は10万円)の給付

きょうび、14万円で子供と2人生きていくのは厳しいが、まぁ今までの貯えでなんとかなりそうだ。 

何故、一番稼げる看護師を選ばなかったのか
  • 看護師は、3年間学校に通わなければならない(制度上、給付期限の上限は2年間)
  • たいてい看護師の就学金を利用した場合は、給付を受ける学校によって縛りがかなり多い(たいてい、その付属の病院で数年勤務という条件が多い)

という理由で避けた。

 

介護福祉士から社会福祉士へ

入学時の選択

かくして、私は介護福祉士の専門学校に入学した。ちなみに何故、介護福祉士を目指していたのに、ソーシャルワーカー*1をやっているのか。

それは、入学当時、AO入試の面談で先生が
「まくはるさんって4年制大学でてるの?」と聞いてきたことが発端となっている。
私:「はい(経歴書に書いてあるまんまだよ・・)」
先生:「だったら、夜間に社会福祉士養成コースがあるからそっちも受講しておかない?」
私:「(社会福祉士ってなんだろう・・・)はい。」

学費の免除はないが、同じ学校で受講するため入学金が免除。夜間なのでそもそも学費は安い。また、入学当初、学校独自の奨学金を受験した。それ以外に掲示板に貼られている「奨学金」についてはすべて申し込みをしていたので、学費は半額くらいにはなっていたと思う。

まぁいっか・・・という気持ちで介護福祉士と社会福祉士を並行して受講することとなった。

入学2年後の話(ソーシャルワーカーへの道)

その後は、とにかく波乱万丈に2年を過ごし卒業する。

私は、もともと介護福祉士として「高齢者の散歩をする」ことを目標としていた。しかし、そんな介護福祉士の仕事はなく、「入浴介助」「食事介助」「排せつ介助」など「高齢者介助」がマストだった。介護福祉士の実習で腰を痛めてしまっていた私は、(介護福祉士は無理だろう・・・)と介護福祉士等修学資金貸付制度の対象にならないため、160万円は返済しなければならないのか・・・・と落胆していた。

しかし・・・介護福祉士「」修学資金貸付制度。「」ってなぁに?と「等」という文字に敏感に反応した。社会福祉士もいけるのではないかと、東京都に問い合わせると制度的に「」の中に社会福祉士は含まれていると回答があった。

これはいける!

と思い、就職先をなんとか必死に決めた。そして「市区町村」に社会福祉士として貸付を認めてもらえることになった。

こうした経緯でソーシャルワーカーとして仕事に就けることとなった。

ソーシャルワーカーは社会資源と呼ばれる各種制度を駆使してその支援対象者の問題解決にあたる仕事なので、もともとこの仕事が私は好きなのかもしれないと今は思う。

その他

介護福祉士等修学資金貸付制度はハローワークでも違う名称で実施されている。私は利用しなかったが、ハローワークの制度を利用した場合、専門学校就学時、そうでない生徒より出席日数のチェック(所用で休める日数に制限) があったはず。私はハローワークに行くという概念がなかったため、こうした制度を使った。

 

制度を利用して専門学校卒業後5年たって今思うこと

仕事がないと大変な思いをされているひとり親のお父さん・お母さんにもいろいろとある制度を使ってもらいたいと思う。

「金銭的負担」は「精神的負担」である。この負のスパイラルから脱却することは、とても難しい(私もたまに陥る)。ただ、私たちはしっかりと税金を納めているので、ある制度は利用したほうがいいと私は考えている。なんとか医療ソーシャルワーカーの仕事を得て、病院勤務が4年。そして今度は地域包括支援センターで仕事をする(予定)。給与も普通に生きていける程度はもらえている。仕事は相変わらずしんどいものだけど・・・。

 

まとめ

私は今、マイルを貯めたい、SFCというカードがほしいと思ってジタバタしているが、そうしたSFC修行だって私のような所得層でもできると教えてくれた先駆者がいる。それとこうした制度も似ていて、母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業にしても私が給付を受けていたころから現在4万円(14万円から現在10万円)減だ。「マイルやSFC」と「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業」、全然違うものじゃん!と思う人がほとんどだと思う。しかし、そうした制度という意味では、私からすると同じである。

知ったもん勝ち「情報勝者」

こうした制度やほかにもいろいろとひとり親家庭には支援制度がある。早く知ることで遅く知る人より有利になるということはどんなことでも同じなのだ。私は豊かな生活をしているわけではないが、こうした制度を利用して仕事を得ることができたし、転職する際も資格があるということで給与は安いがなんとか生きてはいける。だいたいの人は自分がそこに該当して初めて調べる制度だと思うので、このページで多少なりとも安心感(でも安心をしちゃダメ)を得てもらえたら嬉しい。

個人的に

育児でキャリアがストップしアラフォーと呼ばれる女性で、介護職を目指そうという人が少しでも楽に資格を取得できたらと思います。

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(仕事で関わった方のご家族にもらったお菓子その1。本当はもらってはいけないんだけど、私はいただいていました。)

*1:だいたい社会福祉士の資格を取得していて、生きていく中で本気で困ったことがある人の相談にのったり、福祉制度を紹介したり、最悪、その制度を駆使して問題解決をすることを仕事としている人