40歳からのブログ SWの日常

ソーシャルワーカー備忘録。いわゆる雑記。

1日で終わる恋があるなんて知らなかった P1

「今日は、みなさんに病院に入院してから退院するまでの病院側の流れを話していきたいと思います」

なぜ、私はここにたっているのか。

そう、ここは京都。群馬に住んでいる私からは非常にアクセスが悪い。一旦、高崎から東京駅にでてそこから新幹線でやってきた。

これも、全て恩師の頼み。私は恩師に頼まれて、学生たちに、ビジネスモデルとして病院をどう変革させるのか。その前段階として、病院の現状の動きを話すことになったのだ。

めんどくさい。

そんな風に思いながら、スライドをすすめていく。ふと自分のマウスを動かす手をみた。その先に、ロダンの考える人よろしくじっとスライドをみる赤いメガネの男性がいた。

何故か、スライドに集中するその視線にイラつきを覚えた私は、どんどん話をすすめていく。

途中、食事ができなくなった高齢者の転院事例を含めた。人は嚥下機能が衰えて食が取れなくなった時、医者に勧められることが2つ、厳密にいうと3つある。

ひとつは、そのまま食べれない状態だけど食べる時もあるからその状態で隊員。

あとは、胃に穴を開けてそこから栄養を入れる。

最後は、点滴から栄養を入れる。

大抵、医者からは細かい説明を受けず、点滴にする場合が多いしその方が転院が楽であることなど、実際の転院にまつわる私の動きを話しながら、生徒の意見をきいたりもした。

すると、その赤いメガネの彼は

「ビール飲めないから死んだ方がいいと思うんだけど、胃に穴を開けてそこからビールはありかな?」

いきなり私に質問してきた。

主治医が許すかどうか、症状によってダメだと思うけど、

「理論的には可能ですね。うまいこと行けば、げっぷでビールを味わえるかもしれませんね」

そして、医者じゃないからわからないと付け加えた。その後、ファシリテーターにバトンタッチをし、今度はこうした病院を退院支援も踏まえ、もっと効率的にお金がしっかりと稼げるビジネスモデルを構築していきましょうと、次の講師の紹介に入った。

「山崎先生は、イギリス、オックスフォードでMBAを取得されイギリスにあるコンサルタント会社でマネジャーとして働き、今は、タスクTJI株式会社の取締役社長としてビジネスコンサルタントをしながらビジネスモデルの構築の仕方を研究されています、先生、よろしくおねがいします」

「山崎です・・・、僕は」

赤いメガネのビール好きは、あとから恩師から聞く話によるとイギリスで恩師とたまたまパブで知り合い意気投合。今回、大学に呼ぶことになったビジネス書も何冊かてがけている知名度の高い人だ。

私にとっては、赤いメガネのビール好きでしかないのだが、彼の話をきいてみることにした。

しかし、分野が違うとこうもどうでもいいと思ってしまうものなのかと悲しくなるくらい彼の講義はつまらなかった。特に中で行ったワークショップについては不参加を希望するほど参加意欲の削がれる内容だった。早く終わらないかな。

そんな風に窓の外をみていた。