40歳からのブログ SWの日常

ソーシャルワーカー備忘録。いわゆる雑記。

家族のありがたみは認知症になったりしてみるとよくわかると思う

先週の土日は引きこもりたくなったのででかける予定をキャンセルして自宅にいました。漫画を読むかスマホでニュースを見ていました。すると、大変興味深い記事をみつけました。

興味深かったその記事は独身女性が貯金地獄に陥っているという内容

内容としては独身女性が老後を心配してかなりの貯蓄をしているという内容のものでした。

独身女性が老後を心配

それはご心配でしょう。でも、人はいつ死ぬかわかりません。貯金だけにとらわれるのはどうだろうと思ったのです。貯金はいい。とってもいい。お金はあるに越したことはありません。ないとえらいことになります。最近、毎日、「闇金ウシジマくん」を観ている私は本当にそう思います。

ただ、今の高齢者の問題は、キーパーソンがいないということです。キーパーソンについてはググってください(不親切)。

親兄弟姉妹がいない、親戚疎遠、子供なし。正直お金よりそっちのほうが困るという現状もあたまに入れておいたほうがいいです。現在29歳であれば老後は40年ほど先です。多分そのころには今の社会保障制度の仕組みは変わっているので、貯金やらなんやらよりも、キーパーソン探しをしたほうがいいかもしれません。

事例をあげてリアルにシミュレーション

現在独身の70歳軽度の認知症女性(以下、Aさん)がいたとします。結婚せずにキャリアをコツコツ積み上げてきました。家族は姉がひとり弟がひとり。姉は結婚して北海道で家族と同居です。弟は疎遠で連絡がとれません。Aさんは40代で豪華なマンションを買っていてそのローンも終わり、現在預貯金が5,000万円あります。そんな彼女が交通事故で救急搬送をされました。認知症なのでお金のありかもわかりません。姉には連絡がとれたものの

姉:「うちにはお金もないので入院費用は姉の貯金でなんとかしてください」

と言われました。弟はもちろん音信不通です。病院の人間はどうするか。病院によって違いますが、本来入院の際、保証金というものを家族や親せきからとっておくことが多いです。この保証金は会計時、償還払いです。領収書と引き換えなので気をつけてください。病院は救急搬送された場合は受け入れなければならないので、あとは医療ソーシャルワーカーが泣きます。お金がおろせるようになんとかしてくれるかもしれませんが(私ならする)、なかなか手間がかかります。

話はそれましたが、入院だけでもこの騒ぎです。退院後、認知症が悪化し、徘徊しても家族がいないと結構大変です。下手すると家はゴミ屋敷(認知症のため掃除ができなくなることも考えられる)、お風呂に入れない(入れても転倒リスクも高いし、入ることを忘れる可能性もある)、一番困るのは貯金を下ろせなくなる=ご飯が食べれない=動けない=倒れるという可能性だってあります。

お役所にも相談窓口があります。なので最悪、成年後見人(また別途で説明します)をつければいいのですが、Aさんの住んでいる地域がどれだけAさんを把握しているかどうかという話につながります。

ざっくりまとめ

親が死んで兄弟姉妹が死んで、ひとりぼっちになったとき

お金がないということも問題ですが(私も今それで悩んでいます)、最低自分自身の意思決定を代理してくれる人がいるかいないかのほうがここ数年は大事になってきます。リアルに考えると今の40~50代以上の人は家族のありがたみが認知症になったりするとわかると思います。認知症になってそこまで細かくわかるかどうかという話はまぁ少しおいといて。

40代以下の人ですが、正直社会保障制度があと数年でかなり変化すると思うのでどうなるものか見当がつきません。

私はどうるのか

とりあえず、ハルさんに託すしかないのですが、ハルさんに「あんなばばあのことなんて知らない」と言われる可能性があるので10年以内に認知症になった場合どうするか決めておこうと思っています。私もハルさんがいても「ばああのことはしらん」と言われたら独身女性と一緒です。でも、お金ことよりその際、どういった方法で自分をどうしてもらうのかを考えています。われながら暗い毎日です。でも、結構元気です。