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40歳からのブログ SWの日常

40歳から始めたソーシャルワーカー備忘録。旅行記・福祉制度・いわゆる雑記。現在、SFC修行中

社会福祉士に人気の医療ソーシャルワーカーって仕事とは MSWの一日 急性期編

数日前に、「医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)の一日」みたいな記事を読みました。

知り合いに看護師紹介会社で働いている人がいてその人たちと先日お話をしました。最近はMSWにも病院を紹介しているそうです。そこで話に上がったのが、社会福祉士に人気なのは、病院のソーシャルワーカーだよということでした。

そうなの?そんな人気なの?

社会福祉士が働ける職場

  • 病院
  • 福祉施設(いっぱいあるよ)
  • 障害者関連施設
  • 一般企業

他にもあると思うけど思いつかない無知は私です。

私は今までMSWしかやったことがないので、そんなに人気があることは知りませんでした。そして今日、職場の先輩に「この仕事以外でどこでソーシャルワーカーをしたいですか?」とドストレートに質問をしました。すると「病院ですかね」と答えが返ってきました。そうか・・・。結構、人気なんだな・・・なんでだろう。そんなことを思いました。

MSWについてざっくりとざっくり過ぎて意味不明な文章

医療ソーシャルワーカーについては、協会が以下のPDFに倫理綱領・業務指針にまとめてあるので、読んでください。https://www.jaswhs.or.jp/images/pdf/rinri_2007.pdf

ソーシャルワーク専門職は、人間の福利(ウェルビーイング)の増進を目指して、社会の変革を進め、人間関係における問題解決を図り、人びとのエンパワーメントと解放を促していく。ソーシャルワークは、人間の行動と社会システムに関する理論を利用して、人びとがその環境と相互に影響し合う接点に介入する。人権と社会正義の原理は、ソーシャルワークの拠り所とする基盤である。

こんなことが書かれています。でも、これって社会福祉士会にも書かれているし、受験生は暗記してもいいんじゃないのレベルに有名な文章だからMSWがどうこうって話ではないと思っています。難しいことが書いてありますが、これをMSW風に解釈するなら、

入院してきた患者さんやその家族の退院するにあたって抱えている問題をちゃっちゃと解決して退院させようね!そのときは、権利擁護とかいろいろあるからよろしくね。退院時、退院調整(環境整備)忘れたら大変だからそこのあたりもしっかりね。

そんな感じではないかと思います。こういうことを真面目なMSWさんにいうと怒ると思いますが、実際に本とか雑誌とかネットとかで憧れるようなMSWになるのは至難のわざ。高校のころから狙っていないとなれないかと思います。もしくは、看護師が退院支援大好きになって相談員への道を進むパターン。

話はそれましたが、入院してきた患者さんとその家族の退院支援が主だった仕事です。

医療ソーシャルワーカーの一日の流れ

これは病院によって全く違うと思います。今回は急性期編です。

8:30 室内にはいる

今日の面談予定の確認をします。曜日によって、回診につきそったり、病棟カンファレンスや科ごとのカンファレンスに顔を出し、前日入院してきた患者さんや自分のうけもち患者さんの体調チェックをします。

10:00 これから家族面談の開始と転院相談の電話開始

カンファレンス類が終わって一息つけるのはこの時間だけ。あとはお昼の時間までちからいっぱいの家族面談です。

  • 転院予定の患者さん・家族に転院の必要性を話す
  • 介護保険を知らない人にいちから説明
  • それと同時並行で転院相談の電話をかけまくる

私は午前中はケアマネさんなど他施設の人とは絶対に話をしませんでした。そうすることで「アイツは午前中は電話がつながらないヤツ」と認識してくれるので余計な電話がかかってこなくなります。

そんなこんなで昼が過ぎる。

13:00 何かしらのカンファレンス

だいたい、病棟運営や症例検討や意味不明なカンファレンスが13時過ぎに始まります。資料作成もなんでだかMSW。とりあえず、師長と話ができるのがこの時間なのでここは絶対に出席します。とくに病棟管理なんて逃したら痛い目をみるのは自分なので、病棟管理委員会の類はきっちり出席して情報収集。

14:00 ごはん 私は絶対にPHSを切る

後輩にPSHを持ちながら「私仕事すごいしてるんです」アピールするコがいました。私は絶対に1時間はPHSの電源を切ることを心がけていました。だって、本当に至急の要件があるなら、私そのものを探しに来るはずだからです。私は医事課(医療事務)の人たちとは仲良くしていたので文句が来るとしたら医師か看護師です。患者さんが私のお昼時間のために亡くなることはありえないので、何が何でも休憩時間は死守です。

15:00 ここからは説明できないカオスな時間

ここからが一日の始まりといっても過言ではないこわい時間。ある意味、夕方に向けての備えとして昼休みがあったと言っても過言ではないこれからの時間。ケアマネさん、地域包括支援センター、訪問系福祉サービス、退院前カンファレンスなどなど、あらゆる角度から攻撃を受ける体制を整えます。

ここからは医師からの呼び出しもガッツリ入ってきます。私は午前中はつながらないオンナでしたので、院内の人間も15時過ぎると容赦なく連絡してきます。たまにIC*1と言って、医師が患者・その家族に病状や治療経過などを説明するときがあります。ここにも同席を求めらることがあります。私は多かったです。

17:00 みんなの進捗確認をしながら退院支援

私一人で仕事をしているわけではないので、みんなの仕事の進捗具合も確認です。私が困ると代打で誰かが私の代わりに退院支援にはいります。なのでみんなで情報共有です。これを怠るとMSW同士でキレツがはいるので要注意。センパイコウハイ関係ありません。

18:00ごろ どこにいるのかわからない

おおよそ、病棟にいます。定時であがれると思うなよ・・・というMSW。サービス残業は当たり前。私は年収ベースで仕事をしていましたので残業は仕方ありませんが、普通に仕事をしている子は悲惨です。残業代は上司が認めた場合のみ。私の場合は外科部長でした。経営会議に出席する外科部長。なかなか残業代は出してくれないそうです。この辺り意味不明。MSW業界の悪しき習慣です。

病院の大きさによって業務内容が異なります

私は200床くらいしかない中規模病院のMSWでしたので比較的なんでもやっていました。でも、これが1,000床とかどでかくなると業務内容は全然変わります。高度救命救急センター的なところでのMSWは全然やることが違います。でも、そうしたところで働きたいと思うなら、高校生のころから勉強するかコネ(仮)です。

まとめ

今回は急性期のMSWの一日をまとめましたが、急性期でもまだ2パターンくらいあります(どれだけ転職してるんだ)。次は、回復期のMSWさんの一日でも書いてみたいと思います。もっとMSWさんが働きやすい病院が増えたらいいのに・・・と思っています。ちなみに、記録はいつつけるの?という大事なことを書き忘れていますが、記録はまとめて書かないように心がけたほうがいいと思います。私は、面談が終わったらその都度です。なので就職先を選ぶときは

「電カルですか?紙ですか?」

と聞いておいたほうがいいと思います。私は紙カルテのところでは二度と働かないと心に決めています。公式的な記録はデジタル。非公式な記録は紙媒体。そんな感じが今の私のスタイルでもあります。どっちでもいいんですけど。ただ、MSWの発信する記録で動くと言ってくれる医師も私の周りにはいたので私は絶対にPCに出会ったらその都度記録を書いていました。ちなみにソープ(SOAS)です。SOAPについてはまたの機会に・・・。

*1:インフォームドコンセント