40歳からのブログ SWの日常

ソーシャルワーカー備忘録。いわゆる雑記。

「育児」が労働だと夫に文句をいう妻に一言もの申そうかと思いましたがムリでした

先日、アキさんと食事に行ったときに話題になった「育児は労働なのかどうか」問題。「育児」が労働だと夫に文句をいう妻がこの世にはいるそうです。

私は、家事は労働に値するのではないかと思っていました。しかし、この「育児」は労働でなく生活の一部なのではないかと思っていました。

家事は賃金対価が発生するけど、労働はそうしたものが発生しようがないのだと思っていたのです。

ママさんの愚痴「育児だって労働よ!」

恥じ逃みくりさんは家事にも対価が発生すると言っていましたが、確かにおっしゃるとおり、主婦としての仕事に対する月給は平均20万前後。これに異論を唱える人がいるかもしれませんが、とりあえず論点はそこではないのでとりあえず20万円に設定しておきましょう。

しかし、育児。これって労働なのでしょうか。アキさんとその話をして以降、「育児=労働」が頭から離れません。アキさんはもちろん中立です。おかしい・・・と思ったのは私です。でも、その根拠がない。もはや感情です。

ママさんの愚痴:育児は労働

どこかのママさんが育児だって労働なんだから、対価が欲しいと言っていました。そうなのか?新しい視点に私もびっくりです。家事が労働と聞いて昭和初期の女性はさぞかしびっくりしたことでしょう。そのうち、出産も労働とか言い始める時代になっていくと思います。私的にはなんでもいいんですけどね。

労働の定義(大辞林より)

  1. からだを使って働くこと。特に賃金や報酬を得るために働くこと。また、一般に働くこと。 「八時間-する」 「肉体-」
  2. 〘経〙 人間が道具や機械などの手段を利用して労働の対象となる天然資源や原材料に働きかけ、生活に必要な財貨を生みだす活動。

上記、定義のうち前項を労働とするなら「育児=労働」にどうしても違和感を感じます。母として賃金報酬を得るために身体を使って育児をしているわけではないからです。これはベビーシッターさんですよね。

後項でもいまいち納得がいきません。

労働基準法をみてみましたが、この場合役に立ちません。

答え:労働基準法より

(定義) 第九条 この法律で「労働者」とは、職業の種類を問わず、事業又は事務所(以下「事業」という。)に使用される者で、賃金を支払われる者をいう。

全然、意味合いが違います。

仕方ないから、「労働」という名の付く法律を片っ端から調べることにしました。

www.jil.go.jp

結果

私の力では見つけることができませんでした。

そうした場合、誰に頼るか・・・。餅は餅屋です。

試しに弁護士さんに聞いてみた

私:「お忙しいところ大変恐縮なのですが、知人が「育児は労働なんだ!」と夫を訴えると申しましてね」

弁護士さん:「そうですか・・・大変ですね」

私:「で、そもそも育児って労働なんでしょうかね・・・」

そんな会話があったかなかったか・・・。

弁護士さんの見解

弁護士さんがいうには、法的には育児は労働と考えられるとのことです。

例えば、交通事故の場合に、専業主婦が事故に遭ったとき、専業主婦は会社に勤めていませんが、家事・育児時間は、労働時間とみなされ、判例上も、休業損害を認めています。ですから、育児は労働ということができると思います。

また離婚時も「家事・育児」を家庭内の労働対価として財産分与がなされることもあり、そうしたことから考えても法的には「育児は労働」であると言えるではないでしょうか。

まとめ 法的に「育児」は労働だった

この弁護士さんに言われたことなんですけど、労働っていうとどうしてもマイナス(やらされている感)イメージが強いのではないかとのこと。そのママさんもやらされてる感があるから、そうした愚痴が飛んでくるのではないかと。

確かに私の労働もやらされている感が満載です。これが労働=楽しいものという概念に変わってくるとそうした発言(育児=労働)などは考えられないのではないかという話になりました。

法律的に育児は労働のようです。

でも、私の気持ち

ただ、私は労働=やらされてる感があるのでやっぱり弁護士さんの言葉に「うん」と言えませんでした。何事も根拠が大事だと思っていましたが、今回だけは法律では片づけられない何かを感じました。

ハルさんを育てるのは労働だと思えません。働くってなんですか?

「育児」が労働だと夫に文句をいう妻に一言もの申そうかと思いましたが法律的には無理でした。

でも、法律では片づけられない何かを感じたもやっとした思いが残りました。

どうでもいい情報ですが、この弁護士さんはめっちゃ美人でお子さまもいらっしゃいます。ついでに私の知り合いです。いい人ですよ。